水を飲みすぎると太ったり、むくんだりするのでしょうか?

水にはカロリーがありませんから“水を飲んで太る”というのはただの迷信にすぎません。
人間の体には、体内の水分量をコントロールするはたらきがあります。

もし、たくさんの水を一度に飲んだとしても、不必要な水分は尿や汗として自然に体外に排泄されるしくみになっています。

したがって健康体であれば、水がそのまま体内に残り、水太りになるということはありません。
確かに水を飲めば一時的に体重計の目盛りは増えます。

でもそれは水の重さが体重に加わっただけ。やがて水は排泄され、体重は元通りになります。
太るというのは体内の水が増えることではなく、皮下脂肪の量が増えることなのだということをお忘れなく。

むくみは腎臓の機能が低下して、体内の水がなかなか外へ出ていかない時に起こります。
余分な水が排泄されず、溜まってしまうことで体がむくむのです。

しかし、腎臓の機能が正常な人であれば、不必要な水は体外に排出されますから、水を飲んでむくむということはありません。

もしあなたの体が正常なのに、水を飲んでむくみが起きるとしたら、その原因としては以下の3つが考えられます。
  1. 過労やストレスによって腎臓の機能が低下している。
  2. 普段の食生活でナトリウムを摂りすぎている。
  3. 寝る直前に、たくさんの水を飲んだ。
人間は過労やストレスによっても腎臓の機能が落ちます。
また健康な人でも寝ている間は腎臓機能が低下していますから、寝る直前に水分をとりすぎるのはよくありません。

そしてスナック菓子やカップ麺といったナトリウムが多く含まれているものを食べ過ぎることでもむくみは起きやすくなります。