緑黄色野菜のベータカロチンで健康に

ベータカロチンを説明する前に、カロチノイド(カロテノイド)と言う栄養素を説明します。

カロチノイド(カロテノイド)とは天然に存在する色素のことで、ニンジンやトマトの赤色やオレンジ色の色素がカロチノイド(カロテノイド)なんです。

このカロチノイド(カロテノイド)は、カロチン類とキサントフィル類とに大きく二つに分けられます。

さらにここからカロチン類からは、ベータカロチンやアルファカロチン、リコピンなどに、キサントフィル類からは、ルテインなどに分かれます。

簡単に説明しましたが、ベータカロチンはカロチノイド(カロテノイド)の一種で色素のことなんです。 ※トマトのリコピンなどもそうです。

ベータカロチンの働きとしては、カロチンは体内でビタミンAに変化して、ビタミンAの働きをします。

このとき全てのカロチンがビタミンAに変化するわけではなく、ビタミンAが不足する分だけビタミンAに変化し、残りのベータカロチンは体内で独自の働きをします。

ビタミンAが不足するすると、発育や視覚に障害が出ると言われています。

ベータカロチンは大切なビタミンAの補給と同時に、ベータカロチン独自の働きとして抗酸化作用などがあり、活性酸素などを抑え、生活習慣病の予防やがん予防などに効果があると言われているのです。

β-カロチンは溶ける性質なので、緑黄色野菜を使って料理を作るときは、油を使って調理すると、体内に吸収するβ-カロチンの吸収率が高まりますよ。